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2006年06月13日

大型公共工事で低入札が続いている円安要因

大型公共工事で低入札が続いている〜円安要因材料〜

これは、日本国民にとっては、税金が安く使われているため、非常に良いことだと思われるかもしれないが、実際問題は、あまりいい方向に動いていないという情報をキャッチした。

ではなぜ、大型公共工事で低入札が続発すると良い方向に動かないかを数回に分けてリポートします。

ブログランキングその1 いつまで続く低入札とそのリスク

■まえがき
我が日本は、土建王国なのは間違いのない事実です。
土建関係の就労者は現在の日本では無視出来ない問題ですが、一時期3K、5K問題で外国人労働者が多くなりましたが、近年のデフレ、不景気関係で、地方からの労働者や中高年リストラ組の受け皿としての労働提供として大きな存在になってきています。

また、土建=日雇いというイメージでありましたが、近年正社員化もしくは派遣職員と現場作業員だけではなく、設計、監督にいたるまで雇用が変化してきています。

では、本題に戻ります。
なぜ、低入札が続くと何が悪いのかに入ります。


■低入札の罪と功
まず、低入札のいいとろを紹介します。
@税金が安くつかわれる。
A競争をしているイメージが強くなる

なのでは、ないでしょうか、特に@の税金が安く使われることは国民にとってはいいことのようにしか見えないので、安ければいいじゃないですかとなるのですが、

問題はここからです。

低入札の罪
低入札とは、いわゆる安売り合戦です。
激安プライスをすればするほど、周囲もしなければ太刀打ちできなくなるため
デフレスパイラルがそこには発生します。
しかし、そもそも薄利多売となった以上、元の値段に戻すのは並大抵のことではすまない場合も多く元の値段に戻すまでに企業の体力を一気に消耗してしまう結果になってしまいます。

その見本となるのが、あの有名なマクドナルドです。
マクドナルドは一時期、ハンバーガー65円、チーズバーガー80円という、コンビニおにぎりより激安価格で数及びリピーターを確保しようとしました。

たしかに、リピーターも増え売り上げも上がったのですが、肝心の利益はというと、一気に赤字に転落してしまったのです。
なぜ?と思うかもしれませんが、その理由は実に単純でした。

ハンバーガーを65円で売っても赤字だからです。
マクドナルドは、ハンバーガー65円につられて、原価が安く粗利が高い、フライドポテト、ジュースが売れると思っていたのですが、
消費者はそこまで馬鹿ではありません。安いハンバーガーだけ買って、高いジュースは外で買うようになったのです。

これでは、儲かるわけがありません。

そして、一気にマクドナルドは赤字に転落していったのです。
なので、最近では実際には安くはないのですが、お客さんの利便性を重視し500円セットとかで抱き合わせ販売をして粗利をあわせをしつつ、価格を元値に戻すことに成功しています。

このように、マクドナルドがとってしまった安売り破滅の道を現在歩んでいるといえます。

でも、ここで素朴な疑問が2、3あることだと思います。


■疑問その1 公共工事はもともと高すぎなのでは

そもそも公共工事が高いので、低入札が標準価格なのではと思う方もいるでしょうが、実際には違います。
最近の公共工事の積算価格は過去の入札した工事からの調査データーを元にして、積算基準化され後の工事の価格に反映されているようです。

なので、工事価格が高いというのは意図的に仕組まない以上ないような気もします。価格の90%前後の誤差はあるかと思いますけど。

■疑問その2 ゼネコンってなにをしているの
大型工事は、基本的にゼネコンに発注になります。
ここで、ゼネコンの仕事ですが、ゼネコンは基本的に管理・設計会社です。
実際に現場でスコップを持って作業をするわけではありません。

そこで、ゼネコンの稼ぎは基本的に中間経費です。なので、低入札になっている場合、安いですから当然下請けにしわ寄せがくることになります。


そこで、問題が生じるのが、薄利多売=デフレスパイラル=給料の低下という、デフレを招くことになります。
このことは、実際に98年以降2003年まで、起きていた問題で、このころ100円ショップなどが急速に広まったり、金融危機を引き起こした時期でもあり、ちょうど先ほどのマクドナルドの例もこのころでした。

土建業の国内GPDに占める割合は1%足らずですが、雇用数でいえば、無視できない範囲に及びます。
なので、低入札が多発すればするほど、価格競争が激化し、デフレスパイラルが加速することになります。

そうなれば、またもや景気対策として膨大な税金が公共工事に投入される可能性もあるため、結果的に税金が安くならないという、悪循環も生みます。

そうなれば、公共工事など関係ないと思われた、サラリーマンの生活も苦しくなってくるので、いい結果は生じないことになるでしょう。

なので、低入札が継続すると非常に危ない結果がまっているというのが、私の推測となっています。

さて、3年後景気はどのように変化しているのでしょうかね。


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posted by たつや at 20:47 | Comment(0) | TrackBack(1) | コラム〜為替〜
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