新着記事
2008年11月15日

日本の経済視察現場レポその1

先週と今週に日本縦断をする出張の機会があり、日本の工業最先端&来期の受注状況などの情報を肌で感じてきました。

 一部企業秘密があるので、その情報は公開できませんし、一部企業名は公開できませんので、ご了承ねがいたいのですが、今回の訪問の関係で如何に日本の経済は厳しいかを改めて感じたしだいでありますし、このことは何らしかの皆様への提唱になるのではと思い予告どおり記事にいたします。
■日本の鉄鋼業の経済状況
 今年度までは、円安状況下&中国市場や国内大型投資の影響もあり、結構調子が良かったのですが、それもこれまでのようです。

@12月から新鋼板は1万/tUP
 国内スクラップ市場が韓国ウオン安などの影響でイッキに激安になっている市場ですが、新鋼板はそうとはいえない状況です。
 最近の、円高、原油安いで製品製造原価が下がっていると一般には思われがちで、今後鉄は下がるとだれでも思うのですが、

 実際には逆で、一気に新鋼板は1万/tUPします。スクラップ使用率が高い、鋳鉄、鉄筋類は下落しますが、新鉄は増になりますので、車、船舶、工業に与える影響は絶大です。

 では、なぜ、値上げするかといえば、、、

A来年度が受注は一気に激減する 
 いままで、生産コストの激増で順次価格を引き上げてきましたが、主要顧客との取引の関係でそうそう値上げが出来ないのが現状でしたが、もう限界にきていることもあります。
 しかし、それ以上に脅威になっているのが、受注が一気に激減することです。公共事業の縮小も大きな要因ですが、国内設備投資が一巡してしまうのが主原因です。

 このことから見込み売り上げが落ち、薄利多売とはいかない状況になっているとのことです。

B株主主体による経営方針
 日本の企業はいままで、「社会のためにもやらなければならない」部門が多かったわけですが、グローバル社会の悪影響もあり、相互補完でうまくいっていた日本の風習が改悪されつつありあり、儲け主義一辺倒になりつつあります。

 なので、儲からない事業は、辞めてしまえという社内方針になってきた大企業が多くなってきたともいえます。
(その影響で値上げするのですが、、)

 無論鉄鋼加工メーカーがその影響が非常に強く、儲からない仕事は有無をいわず切り捨てるという、株主総会での意向が強くなっており、利益が薄い、鉄鋼加工部門は切り捨てられる可能性があるともいえます。
 その結果は、世界最高峰の鉄加工技術を喪失するという事態に発展する危機ともいえる状況になっています。

 また、儲け主義になってしまっていますから、日本の食糧事情のように、安いとこから輸入すればいいのではという考えが占めてきていますから、、食料自給率同様に、国内生産量は今後激減するのではとの危機もあり、日本は万年貿易赤字国に転落する兆しがみえています。

まぁ、外需(他力本願)に頼ってきた結果なのでしょう。

■実態のない好景気の正体と不安度
 サブプライムショック依然までは日本は、戦後最大の好景気といわれていましたが、そのないようは「実体の無い好景気」ともいわれ(まぁそのとおりだが)ています。
 
 数字上は好景気なのですが、市民還元がほとんどないという状況で、その好景気の正体は、

 「外資による投資による好景気」が実態です。

当然外資投資ですので、税金はいくらでも日本で納税を回避できますし、日本国内にその利益が還元しないという結果になります。

 しかし、サブプライムショック、クレジットクランチ、リーマンショックを得て、一気に外資が引き上げているか破綻していますので、いままで景気を支えてきた「外資」が無くなるというじょうきょうへ。

 しかも、内需は無視してきたという実情がありますので、冷え込んだ内需はもうずたぼろです。

 なので、国内需要だけを見ても、来期は仕事が無いというのが現状のようです。

 日本の銀行が世界でもっとも、サブプライム関連の損失が少ないといわれているのは実はウソで、現段階でも日本の銀行では過去の不動産バブルでの不良債権処理が終わっておらず、かつ、体質改善もまったく出来ていないことから、リスクヘッジが思いのほか対策がとれていなかったということが、結果的に損を拡大しなかったというほかありません。

 決して、健全だったからではなく、投資できる余裕がなかったからといえますが、今後、中小企業が一気に倒産増が予想されるため、不良債権が拡大するのは目に見えています。

■儲からない部門はやめてしまえの危機
 実は、最大の危機は、『儲からない部門はやめてしまえ』と企業がそのような体質になってきるのが最大の危機です。
 
 薄利市場が国内から撤退になるのですから、工場なんてのはその影響をモロに食らいますし、当然失業率も増大するわけですし、なにより、生産技術力が喪失しちゃう原因になり、今後景気が良いからといっても人材が喪失した後では、生産すら出来ない危機があるからです。

 また、、『儲からない部門はやめてしまえ』とどこでもなれば、日本は一気に品不足になるのは目に見えており、インフレになるのは目に見えています。。

■工業部門のまとめ
 日本政府が把握している異常に、日本の工業市場は来年からの需要&内部組織の体制に懸念があり、今年よりも減るのは確定です。

 国内需要を支えてきた工業もかげりが強いですので、当然実社会への経済えいきょうは絶大だといえます。

 まぁマジで来年はヤバイという危機的状況なのは間違いないようです。

 倒産するか、本当に、『儲からない部門はやめてしまう』ことになると思います。
 そうなれば、、考えただけでも怖いですねぇ。。。


次回は、金融サービス業の国内事情と外資系会社の実情をレポートします。
参加しています、応援クリック感謝
人気為替blogランキング
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
posted by たつや at 01:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム〜為替〜
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック
キャッシング