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2008年10月06日

クロス円一気に5円安に見る世界恐慌

ユーロ円をはじめ、豪ドル円など、クロス円がイッキに円高。

特に豪ドルの落差が激しい。
資源国の為替が落ちるということは、今後経済が下火になると市場は織り込んでいるから。

しかし、どうしてもわからないのは、ドル強とも取れる相場。
昨年を思い出してもらいたいが、サブプライムショック後は一環としたドル売りだったのだが、指標ともとれる、ユーロドルはなんと1.36を下回り、ドル売り攻勢前の状況まで巻き戻しされています。

なんで?という理由を考えてみた。
理由その1
 回避資金のさらなる回収

 銀行、証券会社は口座に大量のお金を保有していますが、実際の運営資金(プール金)は非常に少ないのが事実です。お金を廻して使うからこそ、銀行は儲かるのです。

 なので、損を埋めようとすれば、その元資金を回収しなければならない事実があります。
 通常日本の大手銀行でさえ、十億円も現金がない状態ともいえます。(なので、預金者が一気に払い戻しされると銀行は資金不足で破綻する)

 最近のプライムショック後に銀行証券会社が組んでいた、株証券や国債、為替ファンドについては、どれも大量に解約が進んでいますし、損切りをしなければならないので、資金回帰が起きています。
 
 これは、リスク回避とさんざんどのトレーダーさんも口にしていっている現象です。
 
 単純にいえば、現金調達のために資金回帰が起きるわけで、この資金が不足すると、一気に信用破綻し銀行は健全でも破綻するわけで、政府もショートの資金貸し出しをするわけです。

 日本でも銀行に短資でお金を貸す機関もあり、セントラル短資は銀行に貸す銀行ともいえる短資組織ともいえます。

理由その2
 パニック売り

 一般的に、円安は緩やかに、円高は急激にが現在の相場の実態です。これは、為替取引においてストップロス(損切りライン)が固まっていればいるほど、抵抗も激しいのですが、ストップロスを巻き込むと一気に、売り決済が乱発するので、円高になります。
 すると、円高になったので、損切りをするという個人投資家も続いて決算し、さらに円高に、これがさらにストップロスを巻き込み、最終的にはパニック売りにつながります。
 なので、一気に為替に影響します。

が、何で円高で?
となりますが、基本は、円高、円安でもながれた方になるのはまったく同じ現象ですが、日本からみれば、下落ですので、印象が強いということになります。


理由その3 金利
 円高が急速に進む最大の理由は日本の責任が大きいです。
日本は、世界最低の金利国ですが、金融の健全性が高いというちょっと矛盾したゆがんだ国です。

 しかし、圧倒的に安い金利ですので、たとえばですが、

 日本円は金利0.5%ですが、南アフリカにもっていけば、金利12・5%です。なので、金利差だけでも12%ですので、資金を移動するだけで、12%儲かることになります。

 つまり、日本円を買い(買わなくても良い)日本で借金をしてその資金で投資やファンド、を組むだけでも儲かる可能性が高いともいえますし、事業資金にすればよいわけです。

 なので、日本を起点とした、キャリートレードが常套手段となっているために、日本は輸出国であるにもかかわらず、円安になる傾向にあったわです。

 それが、資金回帰(理由その1)から結果的に円が売り込まれていたものが買い込まれる現象が生じ、円高になるのです。

 ここまで、円キャリーが促進したのも、日本の金利システムと経済がデフレすぎるためですし、日本は借金がものすごいですしね。
 ちょっと異常です。為替バブルともいえる状況で現在バブル崩壊ともいえる状況ですね。

理由その4 米も世界第2位の低金利国
 理由その3と同様な現象が現在のアメリカでは起きつつありました、その背景にドル安があり、ユーロ高だったのですが、案の定ドル巻き戻しが生じています。ぶっちゃけ円キャリートレードの巻き戻しと同様に、米キャリートレードの巻き戻しが生じています。
 これが、最近のドル高、円高の要因なのではと思います。


しかし、それだけでは、円高、クロス円安いは、説明できない。

理由その5 資金引き上げ
 決定的な要因となっているのは、恐らく投機、投資筋が資金を引き上げていることから、資金流動性が低下していることから生じている相場縮小が主な原因なのではと感じています。なので、非常に波の荒い相場となっていると推測できます。
 ネット環境の高速化も即決できるシステムを促進させましたので、決算速度が速いということも、為替の波が荒くなる要因ともなっていますが、やはり根底は資金引き上げです。

だれでも、破綻しそうな証券会社の商品をもっていれば、決算し資金を返してもらうと思います。つぶれてしまった後では、0になってしまうのですから、、、


PS
 為替は波ものです、あがったらイズレ、下がる。下がればあがるのが基本です。近年では非常に波の幅が大きくなっていますが、市場原理からいけば、波があるのは当然ともいえます。
 しかし、一気に5円は、もう為替相場というべき移動幅の常識を逸脱して、パニック状態ともいえますね
 スワップもすっごいことなっていますし。

問題は、今後短期的にみてどうなるかという問題です。
どこまで円高、クロス円安になるのかは、だれもわからない問題です、過去からみれば、、はもう当てにならないのが現在の状況でしょう。




 
 
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posted by たつや at 20:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | おそおそニュース
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