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2008年06月17日

南アフリカランド政策金利引き上げについて

南アフリカランド政策金利引き上げについて語る。

南アフリカランドが2%利上げを臭わせていただけに、0.5%の利上げにとどまったのは、やはり裏があるように思えます。

手前の2.0%がフェイクであるという説もありますが、わざわざ南アフリカがこのような面倒な手段を執るとは思えません。

そこで、いままでの憶測ではなく、ちょっとその真実はいかにを調べてみましたのでお知らせします。
(必ずしも、絶対ではないという情報ですので、ご注意ください)

その前に今回の南アフリカランド政策金利上げには各市場関係者は大変遺憾に思っているですが、南アフリカランド政府的にはしてやったりという結果になっています。

市場関係者の非難

@スタンダードチャータート銀行は、南アフリカのインフレターゲットの信用失墜だと指摘。

Aリーマンブラザーズは、インフレに非常に強く対応する必用があると反発し、利上げ幅が少ないと指摘。

と、市場では最低でも1.0%利上げを期待していたようです。

が、これは外資系金融機関の言い分です。

実際には、0.5%の利上げでも南アフリカにとっては苦渋の選択だったことが水面化では波打っています。
その理由として

@2008年の経済成長率は4.5%程度
A国内経済とりわけ電力などのインフラ面での整備資金問題
B既に政策金利は12%

という表の事情があります。
インフレを示す消費者コアですが、政策金利ほど高くないのが現状です。

つまり、国内消費を底上げするには既に金利面で相当に高いことになり、成長率よりも金利が相当に高いので、結局は、

金持ちがさらに金持ちになるだけであり、借金をしなければならない人=事業者&個人には相当に返済計画上厳しいともいえ、実質貸し渋りもあるようです。

単純に考えれば、政策金利が12%だとすると

住宅ローンでも20%、銀行ローンで25%は最低でもあるような勢いの金利です。
(日本では、政策金利0.5%、住宅ローン1.5%、銀行ローン8.5%ですからいかに高い水準なのかが伺える)

事実上の給料がそれ以上に向上しているのなら、利子は結構な水準でペイできるのですが、そうとはいえない金利はやはり経済を相当に押さえる要因になるようです。

つまり、南アフリカ政府としても、インフレを抑制したいがこれ以上の金利上昇は市民生活や設備投資に暗い陰を落とすため、政策金利を小出しする以外選択肢がないともいえます。

それと、もっと深刻な問題が南アフリカランドにはあります。

南アフリカの銀行筋はその大半が、米英系の銀行です。

金利高はそれだけ、外資の流入(貯蓄目的)が活性化し、為替をつり上げる要因になるため、輸出市場に悪影響が出るからです。

過去南アフリカランドはその政策金利の高さ故に、ランド高をまねていており、その回避策として金利を大幅に下げ、ランド安を実現したという経緯があります。

つまり、インフレ懸念よりもランド高が目下の急務だったわけです。当然その後利上げになっていくのですが、利上げをすれば、金利差テーマ優先になり、ランド高になるのは必然です。


そこで、今回の政策金利の要に2%を臭わせることで、市場には1%程度の利上げだろうと思わせておいて、0.5%アップからの失望感を掻き立てることで、ランド高を回避したのではと、状況証拠からそろってきます。

事実上、ランド安になったのですから、南アフリカ政府の思惑どおりです。しかし、政策金利は今後段階的に利上げを行い年末までには13%を目指すのは間違いのない事実のようです。

それだけ、インフレもまた深刻な問題ともいえるのが現在の南アフリカの現状です。
まぁ日本とは大きく違っていますね。これは面白い・・・・


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